教室は、いつもより少しだけ騒がしかった。
雨は上がっている。
水音は自分の席で、ぼんやりと窓の外を見ていた。
「……ねぇ」
声がして、視線を戻す。
渚が立っている。
「どした」
「これ、、、あげる」
差し出されたのは、小さな袋だった。
簡単に包まれている。